この記事で分かること
- 銀行にお金を預けるだけだと、なぜ「じわじわ損していく」のか
- 「お金の数字」と「お金の力(買える量)」は、別物だということ
- インフレという、静かに起きている変化のしくみ
- 投資というのは「お金の力を守るための、もうひとつの選択肢」だということ
こんなこと、考えたことある?
「お金は銀行に預けておけば、安全だよね」
わたしも、ずっとそう思っていました。
銀行に預けておけば、減らない。盗まれない。
むしろ、ちょっとは増えるはず。
でも、投資について学び始めて知ることになります。
100万円を銀行に預けて、10年後におろしたら、
通帳には「100万円ちょっと」と書いてある。
なのに、買えるモノは、10年前より少なくなっている。
これはどういうことだろう?
今日はその「銀行に預けるだけだと、じわじわ損していく」というしくみの話をしてみます。
銀行にお金を預けると、いくら増える?
まず、銀行にお金を預けると、利息(りそく)といって、ちょっとだけお金が増えます。
でも、今の日本の銀行の利息は、本当にちょっとだけです。
たとえば、100万円を1年間、銀行(普通預金)に預けたとします。
増えるお金は、だいたい 100円〜1,000円くらい。
100万円が、100万100円。
ジュース1本買えるかどうか、というレベルです。
「えっ、それだけ?」と思いますよね。
わたしも、初めて計算したときは、笑ってしまいました。
でも、その間に「モノの値段」も動いている
ここで、もうひとつ大事な話があります。
10年前、1本100円だったジュースが、
今、コンビニで150円になっていることがあります。
10年前、500円で食べられたランチが、
今は700円や800円になっていることがあります。
これは、お店がいじわるをしているわけじゃありません。
世界中で、モノやサービスの値段が、少しずつ上がっていく という、
自然な流れがあるんです。
この、モノの値段がじわじわ上がっていくことを、インフレ と言います。
(インフレについては、また別の記事でくわしく書きます)
ここで、不思議なことが起きます
ちょっと、想像してみてください。
10年前のあなたが、100万円を銀行に預けました。
その時、100万円で買えたものは、
たとえば「車1台」だったとします。
10年後、通帳を見たら、100万100円になっていました。
「やった、100円だけ増えた!」
でも、車屋さんに行くと、
同じくらいの車が、150万円 になっています。
あれ?
お金は減っていないのに、車が買えなくなってる!
これが、「お金の数字は減っていないのに、力(買える量)は減っている」 ということなんです。
つまり、銀行に預けるだけだと…
通帳に書いてある数字(100万100円)は、確かに増えています。
でも、その数字で買える「モノの量」は、じわじわ減っている。
これを、わたしは初めて知ったとき、
「これって、こっそり損してるってことじゃない?」と思いました。
しかも、ぱっと見では気づかない。
通帳には「ちゃんと100万円ある」と書いてあるから、
ふつうの人は、損していることに気づきません。
静かに、ゆっくり、確実に、お金の力が小さくなっていく
これが、銀行に預けるだけだとじわじわ損する、ということの正体です。
じゃあ、どうしたらいいの?
ここからが、このブログの本題です。
「お金の力」を守るためには、お金の一部を、
じわじわ大きくなっていく場所に置いておく という考え方があります。
その代表的な方法のひとつが、投資(とうし) です。
投資というと、ちょっと怖いイメージがあるかもしれません。
ギャンブルみたいに減ったり増えたり、というイメージ。
でも、わたしが学んでいる投資は、そういうものではありません。
じわじわ育てる、長い時間をかけてゆっくり増やしていく投資 です。
世界の経済全体は、ゆっくりと大きくなっていきます。
その大きくなっていく流れに、自分のお金の一部を一緒にのせておく。
そうすることで、インフレで減っていく「お金の力」を、できるだけ守ろうとする。
それが、わたしが考える「投資」です。
ちょっとくわしく知りたい人へ
ここからは、もう少し大人向けの話です。
日本の普通預金金利は、2026年現在、年0.001〜0.1%ほど。
一方、政府・日銀が目標として掲げているインフレ率は、年2%です。
仮にインフレ率が2%で進むと、
- 1年後:100万円の購買力は、約98万円分に
- 5年後:約90万円分に
- 10年後:約82万円分に
数字の上では「減っていない」のに、買える量は、約2割減ります。
これに対して、たとえば米国株式市場(S&P500)の長期平均リターンは、
年7〜10%と言われてきました。
(※過去の実績であり、将来を保証するものではありません)
仮に年5%で運用できたとすると、
- 10年後:約163万円
- 20年後:約265万円
もちろん、株は上がったり下がったりします。
短期的にはマイナスになることも当たり前にあります。
でも、長く保有することで、インフレに「負けない/追いつく」可能性を持てる。
これが、投資をする最大の理由のひとつです。
家の人と話してみよう
この記事を読んだあと、家の人とこんな話をしてみてください。
- 10年前と今で、値段が上がったと感じるものは何?(お菓子、ゲーム、外食など)
- もし100万円があったら、どこに置いておく?(家の中、銀行、それ以外?)
- 「数字は減ってないのに、買える量が減る」って、どんな気持ち?
- 投資って聞くと、どんなイメージがある?(こわい、楽しそう、わからない…)
正解はありません。
家の人と話してみることで、お金との付き合い方を、自分なりに考えるきっかけになります。
まとめ
- 銀行にお金を預けても、今は本当にちょっとしか増えない
- 一方で、モノの値段は少しずつ上がっていく(インフレ)
- だから、通帳の「数字」は変わらなくても、買える「量」は減っていく
- これが「銀行に預けるだけだと、じわじわ損していく」ということ
- だからこそ、お金の一部を「じわじわ育っていく場所」に置いておく方法がある
- その代表的な方法が、長く時間をかけて育てる「投資」
次の記事では、その「インフレ」について、もう少しくわしく書いてみます。
あわせて読んでみてください。

